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格闘衝動

作:龍宇治

第七話『流血衝動』

 二発目の蹴りが、俺の脇腹を叩いた。
 吐いた血とゲロの混合物に自分の影が映った。酷い顔をしているに違いない。
 遠くのほうで客たちの歓声がハウリングしていた。一定のリズムで声を合わせて何かを叫んでいる。あの中国人の名前をコールしているのか。何という名前だったろう。酸素不足な頭でぼうっと考えた。いや、違う。これはカウントだ。試合はもう始まっているから、開始のカウントではない。なら何を数えている。ルールを思い出せ。ずいぶん少ないルールだったから、すぐに思い出せるはずだ。三十秒。俺の敗北までのカウントだ。
 三発目の蹴りが入る。
 そこで俺の意識ははっきりと覚醒した。激痛のショックで四つん這い(と言っても右腕は掴まれていたが)のまま失神したのだ。俺らしくもない。だが脳ミソが一瞬だけ休暇を取ったおかげで、いくらか頭は回るようになっていた。骨にヒビが入った箇所も正確に把握できる。特に酷いのは、左の肩甲骨と右の腸骨。残った左腕の打撃にはかなり影響するが、背骨が無事だっただけマシと考えるしかない。
 四発目の蹴りは、身体をよじって多少は威力を軽減できた。
 まだ聴力は回復しておらず、喧噪の中からカウントの声を聴き分ける余裕はなかった。対面のフェンスの壁にある俺の残り時間を示す赤いタイマーを見ると、ちょうど二十秒だった。これの三倍耐えれば解放されるらしい。もちろんそんなのは御免だ。
 反撃のアイディアはあった。こいつはなるべくダメージを受けずに俺を倒そうと思っている。今までの攻防の中で俺はそう感じていた。自分の得意とする間合いでのみ戦い、絶対の自信を持っている。裏を返せば、それ以外の展開には消極的ということだ。やつは俺の右斜め後方に立っていた。頭を下げると、逆さまになった相手の足首が見える。
 やつが五発目の蹴りを打とうと片足を上げた瞬間、俺は反対の軸足を思い切り蹴りつけた。同時に外れたままの右腕を胴体に巻き付けるようにして引っ張る。
 俺の右腕はそれであっさり自由になった。
 離れ際に蹴りが来ることは、これまでの行動パターンから予測できた。『三つん這い』で右肩が外れた俺には防御はできないが、やつはバランスを崩したせいでワンテンポ遅れがある。俺は手足を使って蹴りの逆方向へとジャンプした。脇腹に衝撃が走る。まだ浅いほうだ。横に転がっていくらか衝撃を逃がしたが、目的地までたどり着くには勢いが足りなかった。俺にとっての安全圏は金網越しだ。やつはそれを計算して、金網を背にして俺を蹴っていた。今いる場所はリングのど真ん中だった。
 仰向けになったとき、やつの左脚が鳩尾を踏みつけた。吐き気がしたが、胃袋の中はすでにからっぽだった。
 俺は左腕でやつの脚を押さえ込む。喉を狙った右脚が降ってきたのはその直後だ。俺は何とか首を捩じって避ける。だが攻撃は終わっていない。やつはそのまま膝を曲げ、脛で俺の首を押さえつけてきた。気管が潰れて呼吸ができない。同時に右拳が顔面を叩いた。鼻っ柱ではなく、目玉を瞼の上から打たれた。脳へのダメージを狙っている。さらに左腕が俺の金的に鉄槌を打ち下ろしてたのが痛みで分かった。
 今までの人生で何回、親父に金的を喰らわされたと思ってやがる。舐めるな。
 俺は押さえ込んでいたやつの左脚の親指の爪を剥がした。こいつは今までの戦いを無傷で勝ち抜いてきたと聞いた。だから痛みには慣れていない。予想は的中し、やつは俺の首にかけていた体重を浮かしていた。
 俺とやつを比較して、こちらが圧倒的に優れていることを一つ発見した。俺は痛みによる肉体の反射を制御できるが、やつにはできない。
 全身数か所あった痛みは、アドレナリンが緩和していた。五分後に死んでもいいから、今は動け。肉体は俺の命令に忠実だった。十数年の修行の末に、すっかり手懐けたのだ。俺は相手の身体を力任せに押しのける。もちろんやつの足首は片手で掴んだままだった。
 逆の脚が俺の顔面に蹴りを喰らわせた。反射的に避けたが、親指の先が顔面を狙っているのが分かる。狙いは眼球だ。二撃目の蹴りに対して、俺は頭突きで応戦した。親指が折れる音がした。やつは冷静じゃあない。攻撃が粗くなっている。
 ほんの一秒の十分の一にも満たない時間、俺は掴んでいたやつの足先を観察した。普段ならこんな汚い足は触るのも嫌だが、今はフライドチキンに見えた。
 喰らいつくと悲鳴がした。
 チキンの指先が口の中でぐりぐりと動くのを感じた。再び蹴りが来る。今度は足にかぶりついているせいで頭突きは無理だ。しかし、代わりに足首を掴んでいた左腕は自由だった。左腕で頭をガードする。やつはその上から蹴りを連打したが、有効なダメージではない。まだパニック状態でカモにできる。鬱陶しいだけの蹴りを左腕で掴もうとするそぶりを見せると、やつはビビッて脚を引いた。掴んだところで有効な攻撃には繋げられない。その動作はフェイントだった。本当の狙いはちょうど叩きやすい場所にあった噛みついたほうの脚の膝関節だ。皿の上から思い切り鉄槌を打ち下ろすと、また悲鳴がした。再度、ほとんど無駄な蹴りの連打が降ってくる。
 膝への打撃はそれからもう一度成功した。俺は潮時だと思って、噛みついていた足を離した。顎の筋力が疲れてきたし、今の体力でそれ以上有効なダメージを与えるアイディアはなかった。俺から離れると、やつは大慌てで距離をとった。必死なのは俺も同じで、ふらつく脚で何とかフェンス際までたどりついた。勢いを止められず、有刺鉄線にもたれかかるように膝を着く。肩に棘が食い込んでいた。肉体を休める時間が必要だった。何とか気力だけで動いている状態だ。
 やつのほうを見ると、着ていたタンクトップを破いて噛まれた左足に縛り付けていた。叩いた膝は関節をへし折ることは無理だったが、逃げるときに脚を引きずっているのは確認できた。まぁまぁの戦果だ。歓声が煩かった。死にかけの状態から、相手に一発かましてやったのが観客どもにはうけたらしい。 
 傷の応急処置が終わって、相手が立ち上がった。俺に近づいてくるが、やはりフェンス際までは来ない。ここに来て女々しい野郎だ。まだ自分のやり方にすがりついている。
「立たねぇよ」
 俺がそう言うと、やつは眉をひそめた。
「何だ、それ。降参って意味か」
「そんなルールねぇだろ。勝ちたきゃ、そっちから来い」
「お前、舐めてるのか」
 妙なアクセントで話すやつの眉間には青筋が立っていた。キレたいのはこっちも同じだが、表には出さない。今はギリギリまで休む。少なくとも、俺がついさっき思いついた最後の策を実行するには、もう少し余力が必要だった。クソったれな策だと自分でも思ったが、この上なく俺らしく、またやつには考えは及ばない。
「舐めてんのはそっちだろーが、俺は金網によしかかって一休みしてるだけだぜ。チャンスだろーが」
 俺はやつの真似をして、カンフー映画の手招きをした。観客が沸く。誰かが始めた「殺せ」コールは、開始のカウントダウンよりも会場に一体感をもたらしていた。だが俺は動かない。やつも動かない。応急処置をした相手の左脚から、血が滲んでいるのが見えた。
「さっきのでお前に寝技がないのは分かった。男なら、大人しく立て」
 やつは俺を煽る作戦に出たようだった。焦っているのが丸分かりだ。確かに左足に噛みついた状態から決めきれなかったことで、寝技に持ち込むというフェイントは使えなくなったが、もはやそれは問題ではない。今重要なことは、もっと別のことだ。
「それが分かったからってどうなんだよ。ショックで心臓麻痺でも起こすと思ったのか、ビビり野郎」
 俺は石橋を叩くように、言葉を選んでいた。ただの会話でえらく気力が削れたが、その分全身の痛みは意識せずに済んだ。やつは俺を睨む。
「ガキが、殺してやる」
「なら、さっさとやってみろよ」
 殺してやる、はこっちのセリフだ、クソったれ。
 やがて「殺せ」コールが疎らになり、ブーイングのほうが目立つようになってきた。体感時間としてはやけに長く感じたが、おそらく二分も経ってはいないだろう。
 ケージ上のタイマーが作動し始めた。赤と青、両方だ。
 膠着状態を打破するための、主催者側の粋な計らいだった。俺としては自分と相手のどちらか片方で十分だったが、好都合だった。おかげで時間をギリギリまで引き延ばせる。こいつならば、きっと俺が先に動くのを待つはずだから。
「俺は立たねぇぜ」
 やつの顔に浮かんだ焦りの色はいっそう濃く変わった。タイマーがゼロになれば、ケージの中に『血祭部隊』が投入される。いくら達人でも、手負いの状態で一対多の戦いを生き残るのは無理だろう。そうしているうちに十秒が過ぎる。
「お前、こっちのタイマーだけが動くのを期待してたんだろ。残念だったな。もう無駄な抵抗はするな」
「無駄? 何の話だよ。俺はあんたが自分から近付いて来るのを待ってるだけだぜ」
 会話をしながら俺は有刺鉄線が食い込むのも構わずに、左手で金網を掴んでいた。相手はその動きを目で追っている。タイマーの時間は残り十秒を切る。脚に力が入りにくい。
「お前が考えてることぐらい分かる」
 やつは最後の負け惜しみを言った。残り六秒。
「分かるもんかよ」
 俺はニヤッと笑って見せる。ここが勝負所だ。残り四秒。
 やつの重心がわずかに前に寄るのを、俺は見逃さなかった。その瞬間、俺は金網を掴む左腕を引いた。やつの動きが一瞬止まる。俺はギリギリで立ち上がる素振りを見せてコントロールしていた。もっと早くに動かれていたら終わりだった。やつの我慢強さと臆病さに感謝する。おかげで十分に休養はとれた。
 立ち上がったとき、俺は右膝に関節蹴りを受けていた。
 同時にタイマーが止まる。残りは一秒だった。
 構わずに前進して、左拳を放つ。その拳は空を切った。避けられたのではなく、手首に掌底を当てられ受け流されていた。同時にやつは俺の股の間に片足を踏み込んでいる。完全に間合いの内側に入られた。伸びきった俺自身の右腕が死角になり、その下から伸びてきた掌底への反応が遅れる。とっさに顎を引きダメージは軽減したが、やはり相手の攻撃はまだ終わっていない。
 掌底を打った腕はそのまま俺の腕に絡みつき、同時に股の間にあった足先が、俺の足を引っ掛けている。
 腕をとられて俺は投げられていた。右腕のときと同じだ。踏ん張れば、伸びきった肘に過重がかかり折られてしまう。
 だが先ほどと違うことが一つあった。俺たち二人の立っている位置だ。俺はちゃんと計算して逃げていた。もう一度コンクリートに叩きつけられれば、取返しのつかないダメージを受け勝ちの可能性はほぼゼロになる。だから、逃げ場には俺は投げの空間が限られたフェンスの隅から一メートル以内を選んでいた。
 俺が頭から突っ込む先には有刺鉄線のフェンスがあった。俺は覚悟はすでに決まっていた。右腕は動かないからもろに食らうしかない。
 刺さったのは、右顔面と右肩から肘にかけて。いまさら痛みは感じなかった。
 有刺鉄線の棘は、深く刺さった先端部が内部で広がり、俺の肉にしっかりと食い込んでいた。それを抜こうとする間もなく、やつは容赦なく追撃を加えてくる。俺は自由な左腕をがむしゃらに伸ばして掴むそぶりを見せてやったので、攻撃は下段に集中した。お決まりの関節蹴りだ。弱らせる以上に、有刺鉄線から身体を引き抜くのを防ぐための攻撃だった。えげつないようで、結局は消極的であることは首尾一貫している。こちらが刺さった有刺鉄線に体重を預けている限り、床から半分浮いた膝関節を正確にとらえることはできない。作戦実行に支障はなかった。観客たちの熱狂が遠くで響き、棘の刺さった左腕の肉はメリメリと音を立てている。このまま弱らせて三十秒カウントを狙うか、適度なとろこで有刺鉄線を抜く隙をやってスタンドからの投げで仕留めるか。やつのプランとしてはその程度だろう。目の前に安直な勝ちをぶら下げられたやつの行動パターンは読みやすくて面白い。
 フェンスに身体を預けつま先立ちの俺の足のうち、踵が床についたほうを狙われているのはすぐに分かった。足元ばかり見ているからこちらの視線には気が付かない。反撃のタイミングを計るが、俺はまだ不十分だと考えていた。もう少し必要だ。
 あと一押し。
 俺は両足の踵を地につけた。もちろん体重はフェンスに預けたままだったが、むこうからすれば有刺鉄線を力づくで引き抜こうとする予備動作に見えただろう。俺は棘の刺さっていない顔の左半分で再びニヤッと笑ってみせた。やつにそれが見えていたかどうかは分からなかったが、思考は読み取ることができた。俺が金網から自由になることは、何としても阻止するはずだ。関節蹴りでは片足づつしか狙えない。こいつなら片足を犠牲にして脱出するかもしれない。むこうはそう考えて、俺の胴体へ蹴りを加える。過重をかけて、俺を有刺鉄線に押し込むことが目的だ。ガードの上からでも構いはしない。
 俺の読みは当たっていた。 
 棘がより深くに食い込む感触があった。作戦の準備はそれで完了だ。時は満ちた。そして、耐え続けた俺の怒りも溢れかけている。
 俺はやつの足元を確認した。蹴りを放っているのは右脚で、軸足は俺が噛みつた上に膝まで殴ってやった左脚のほうだった。やつの蹴りの威力の秘密は、前方に大きく踏み込むような動作で蹴り脚に体重を乗せることだった。負傷した左脚では踏ん張りが聞かず、蹴りの動作を途中でキャンセルすることはできない。
 俺は最後に、体重を乗せずに片足の踵を地に着けた。やつはすかさずそれを狙う。油断しきっている。感謝もしたが、舐めやがってとも思った。そのイラつきは反撃に込めることにする。
 やつが蹴りを放つため片足を上げた瞬間、俺はその思考と真逆の行動をとった。
 やつは有刺鉄線を俺の自由に制限するものと考えていたが、こちらの見解は逆だった。この棘は俺の体をしっかりとフェンスに固定して、足腰に頼らなくても体を支えてくれている。関節蹴りのダメージを軽減するだけだなんてもったいない。それはもっとアクティブに利用するべきだ。弱虫な痛がり屋にはできない発想だ。
 俺は蹴り込まれる前に自ら全体重をフェンスにかけた。左腕もバランスをとるために金網を掴む。これで床から両足を離すことができる。肉の割ける音がした。やつは気が付くが、左脚の負傷で反応は遅れる。
 俺は空中でしゃがむような体勢から全身のバネを使って、瞬時に伸ばした両足を打ち込んだ。
 金網式変則ドロップキックだ。やつははそれを胴体に食らい、後ろに吹っ飛ぶ。
 確かな感触があった。俺の蹴りは足の裏ではなく、つま先で抉りとる蹴りだ。あいつのふぬけた関節蹴りよりも殺傷力は高い。蹴られた腹を押さえて、相手はゲロをまき散らした。戦況がひっくり返る。ただし俺はお前よりももっと攻撃的だ。
 俺は有刺鉄線を腕から引き抜いた。ブチブチと肉が音を立てたが気にはならない。立ち上がると若干足元がふらつくが、動くのには問題はなかった。ダメージを気にするよりも、やることがある。それは俺と同じケージの中に横たわっていた。まだ生きている。どう料理するか。
 俺は助走をつけて、相手にむかってジャンプした。右足の膝関節を狙い、両足で踏み抜く。何かがひしゃげる音がする。恐竜の卵が割れるような音かもしれない。それは人間の体から発せられる音だった。右膝関節は破壊した。関節蹴りの復讐の意味もあるが機動力はこれで完全に奪った。
 何度目かの悲鳴が聞こえた。ああ、女々しいやつめ。好きなだけ叫べばいい。
 そう思ったの瞬間、痛みで体をよじる動きに合わせ、残った左脚が俺の顔面目がけて伸びてくる。こざかしいフェイントだ。鞭のようにしなりながら、足の腹で俺のガードを弾きつつ、足先はまた眼球を狙う。怪我をしている割にはいい動きだ。すんでのところで閉じられた右瞼の上にやつの親指が刺さった。眼球にも瞼越しに当たったが、衝撃の半分は眼孔の上側の骨が吸収した。もちろん俺はひるみはしない。俺は癖の悪い左足を逃さずに掴んで、伸びきった膝に鉄槌を振り下ろす。また悲鳴。逃れようとじたばた動くが無駄だ。
 俺は掴んだ左脚を持ったまま、そいつを振り回し始めた。いつか見たプロレスの真似で、名前は忘れたが遠心力で投げる技だ。ドロップキックといい、今日はプロレスに縁が深い日だった。十分にスピードが乗ったところで腕のの力が抜けてしまい勝手に放してしまう。やつはコンクリの床に跳ねて一回転してから墜落した。
 俺はその髪の毛を掴んで、有刺鉄線のフェンスに叩きつけた。顔面に棘が刺さって、俺のときと同じようにやつ体重を支えていた。手の指がびくびくと痙攣していた。大きな歓声が上がる。
 二戦目は、それでお仕舞だった。止めは刺さなかった。相手を哀れに感じ始めたぐらいから、やはり俺は萎えていた。殺したい気持ちが負傷のダメージを上回ることはなく、疲れてやめてしまったのだ。俺もまだまだだった。左拳に力をこめると、体中の傷口から血が噴き出すような感覚があった。とにかくダメージを負いすぎた。血が足りない。
 アドレナリンが切れかかり、体に重みとダルさを感じる。膝が勝手に地に着いていた。右肩も今さら痛み出していた。ケージがクレーンで天井に昇ると、フェンスの棘に刺さっていた対戦相手の体が一瞬持ち上がり、自重で落ちて大の字になるのが見えた。歯は折れなかったがアイドル顔は血みどろだった。滑稽だが、笑うと傷に響く。
「おい、大丈夫か、坊主。また派手にやったなぁ」
 ヤブ医者が駆け寄ってきて、俺の体を支える。俺は寿司を食いに行くと言おうとしたが、出血多量のせいか舌が痺れて呂律が回らなかった。
 腹の音だげがぐぅと鳴っていた。 

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